【オスグッド病が発生しやすい背景】成長期では身長が急激に伸び体重が増す。しかしそれらを支える筋肉の発達が追いつかなくなり、硬い筋肉が出来やすい。筋肉は骨に付着しており、硬くなると骨側の付着部、もしくは筋肉そのものに負担がかかり、柔軟性も低下する。その状態のまま膝に負担のかかる動作を繰り返すと痛みを発症します。
【予後】骨の成長過程では痛みを繰り返すことが多い。しかし成長が停止すれば痛みは消失します。
【セルフケア】運動終了時に患部へのアイシングを徹底させる。運動時には患部に負担がかからないようにオスグッドバンドの装着を行います。また、就寝時に湿布を貼り、患部の炎症を抑えます。主に、腰下肢部筋のストレッチを行います。痛みの有無にかかわらず、上記のようなケアを行うことが大切です。
【オスグッドバンド選択の基準】バドミントン競技では主に利き手側の膝に痛みが出ることが多く、方向転換する時の切り替えし動作がスムーズに行えるよう柔らかい素材のバンドを選択しています。素材が硬かったり、圧迫がきつ過ぎたりすると練習に支障がでるため多少痛みを和らげられる程度の物が選手から好評です。